江戸時代の性風俗
2012-01-26
江戸時代中期の元禄時代に、男色家や未亡人が男娼を買うための陰間茶屋というのがありました。
陰間とは、歌舞伎の女形の修行中で、まだ舞台に立たない少年のことです。
なかでも美少年は男色家達の憧れでした。
セックスフレンドをお手軽に見つけられる現代では考えられないことですが、当時の歌舞伎界では、男性と性行為をする事も、大切な女形の修行だったそうです。
そのため、陰間茶屋は、芝居小屋に併設していることが普通でした。
料金は大変高額だったので、客は武家や商人、僧侶、商家の未亡人などの富裕層に限られていたようです。
元禄時代にあった仕事には『猫の蚤とり』というのがありました。
依頼主は、後家や妾など夫のいない寂しい女性がほとんどでした。
猫の蚤を取りながら、世間話をしたり愚痴を聞いてあげたりし、ときには男娼として彼女たちを慰めていたようです。
現代で言うならさながら出張ホストでしょうか。
先ほどの陰間茶屋の客層は富裕層でしたが、こちらの猫の蚤とり屋の客層は、町人や下級武家といった中級層が多く、とても繁盛していたといわれています。
江戸時代の庶民向けの性風俗は、他にもいろいろありました。
茶屋の『茶汲み女』、宿屋の『飯盛り女』、銭湯の『湯女』などと生活に密着した性風俗が多かったようです。
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